風に吹かれて
トロフィー工房のhiromin(ペンネーム改名しちゃいました。なんとなく、秋なので……)です。
アメリカンフォーク・ミュージックの最高峰ピーター・ポール&マリー(Peter・Paul & Mary 通称PP&M)のマリー・トラヴァースさんが亡くなって、この9月16日で一年ということです(享年72才)。
昨年の間、わたしはこのことを知らなかったのですが、今年の3月、元(になるのかな?)チューリップの姫野達也さんのソロライブに行ったとき、聞かされたんですね。姫野さんはこのとき、亡くなったマリーに捧げるということで、「Blowin’ in the wind-風に吹かれて」をうたってくれたんですが、姫野さんの「Blowin’ in the window」 がどんなにすばらしいか、ということは、今日はもう書きません。ただ、姫野さんは、いわゆる団塊の世代より少し若い1952年生まれなので、PP&Mが活躍したのが、ビートルズと同じくして60年代、当然このPP&Mはリアルタイムで聞いていたんでしょう。
わたしといえば、姫野さんより、もう少し年下なのですが、最近まで、PP&Mとは、ピーターと、ポールと、マリーの3人組ということぐらいしか知らなかったのです。最近、改めて、ネットで、PP&Mの動画をチェックして、こういうひとたちだったんだ、と知ったわけです。プロテストソングと言いますから、ちょっとむつかしい、お堅い感じなのかと、勝手に想像しておりましたが、いやいや、なかなか三人とも、たのしそうな、陽気でやさしそうで、とても親しみを感じましたね。特に、マリーさんは、ブロンドの髪がステキで、うたっているときの表情は、無邪気というか、非常に愛くるしく、きっと誰からも愛されるかわいらしい人だったんじゃないでしょうか。
そして、なによりも、3人のハーモニーが、洗練されていて、美しいですね。これは、ロックでは聞けない、フォークでないと、というところなのでしょう。3人のことは、あまり知らなかったわたしでも、曲のほうは、この動画にあるもの、まず知らないものはありません。中学生くらいのとき、ラジオの深夜番組でひたすら流れていましたね。また、これを、姫野さんたち団塊の世代のシンガーが、カバーした(当時はコピーした)ものを、ライブや、テレビなどでたくさん見たんでしょう。
その中でも、「Blowin’ in the wind-風に吹かれて」は、1962年ボブディラン(Bob Dylan)の作品で、PP&Mがカバーして、全米最高第2位を記録する大ヒットになった曲です。わたしは、中学の英語の授業でうたったのを覚えています。当時のグラマー命の英語の知識では、♪The answer, my friend, is Blow’in in the wind~を直訳すると、「答えは風の中」になるのでしょうけど、その行間の意味するところまでは、わかり辛かったんですね。さらにこの歌の背景でもあったベトナム戦争とか、人種差別とか、戦後生まれのわたしには、なんのこっちゃか?ちんぷんかんぷんで、なにもわかっていなかったと思います。ただただ洋楽にかぶれ、あこがれだけで聞いていたんですね。
もっとも、いまでは、その意味も少しはわかるようになったんですけど、でも、PP&Mって、商業的には、いちおう成功しているわけですから、いまさらプロテストソングだの、メッセージソングだの言われても、わたしのなかでは、しらけるのです。彼らが”アメリカの良心”と声を上げれば、彼らの音楽が売れる……いやですね、おとなになると。
わたしに、将来、孫ができたら、いっしょに「Puff the Magic Dragon-パフ」を声高らかに、うたいたいとおもいます。そして、「500Miles」「Gone The Rainbow-虹と共に消えた恋」「The Cruel War-悲惨な戦争」などを、いつも口ずさんで、聞かせるんです。もちろん、「Blowin’ in the wind」も。でも、そのうたの意味は、孫には絶対教えないで、やがて、わたしが死んで、孫がおとなになったら、おばあちゃんがいつもうたっていたうたは、PP&Mで、こういう意味があったんだ、って気づくんです。……そういう、おばあちゃんになりたいな、とおもいます。
マリー・トラヴァースさんに合掌
トロフィーのご用命はトロフィー工房まで。
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ñïàñèáî çà èíôó!…
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tnx for info!!…