2010年11月
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高校無償化制度

トロフィー工房のhirominです。 大阪府が、高校無償化制度の枠組みを拡大することが決まったということです。大阪府在住の私立高校生の授業料について、2011年度の新入生から、年収約600万円未満の世帯まで無償ということです。 従来、国の高校無償化制度において、2010年4月から公立高校の授業料が無償化、私立高校生には、公立の授業料に相当する年間約12万円(年収250万円未満は約24万円、250万~350万円未満は約18万円)の就学支援金が支給されています。この時点でも、大阪府は、年収350万円未満の世帯の生徒の授業料を無償化したのですが、今回はさらにその拡大ということで、大阪府は国よりも一歩先行しているようです。 年収約600万円未満の世帯にまで無償化となれば、大阪府在住の私立高校生約半数の3万5000人程度が対象になる見込みで、公立高校生を含めると、大阪府在住高校生の約70%まで授業料は無償ということです。後の30%は、年収600万円以上の世帯ということになるのでしょうか。これについても、大阪府では年収約600万~約800万円未満の世帯の保護者負担が年間10万円程度で済むよう助成する方針だそうです。 昨今の悪い経済状況は、誤った経済政策によって引き起こされているもので、その政策を行っている代表者を選んでいるのは、わたしたち無知な大人で、責任は間違いなくわたしたちバカな大人にあるので、子どもには関係ないこと。貧しい家庭の子どもの中にも優秀な子どもはいるわけで、その子どもが経済的理由で進学を断念せざるを得ないなんて、断じて許されないことです。 世襲の子どもが育って作ってきた社会が、今の社会。未来に何の希望も持てない閉塞的な社会。一部の限られた子どもだけに、線路を敷き、至れり尽くせりしてやって、その挙句が、今のへなちゃこ日本。子どもというものは、本来、世間知らず。あきれるくらい果てしない夢を追っているもの。無謀だとも思える高い壁を乗り越えようとして、何度も何度も失敗を繰り返し、そういう子どもが、やがては日本を創造する真実の人材になるわけです。子育てとは、子どものこの無限の可能性を支えることなんですね。 無限の可能性って、一言で言いますけどね。これって親だけではできませんよ。一日フルタイムで働いて、ご飯作って、お洗濯して、お掃除して、たまには調子悪い時もあるし、けがもしたり……それでこの大きな夢のお話を聞かされるんです。高校生ともなれば、自我にも目覚めているので、自分の将来のことは真剣です。甘い!ってわかっていても、そんなことは頭ごなしに言ってはダメです。そうして、一通り聞いてやって、この夢を体験させられるだけのお金の心配をするんです。わたしとしては、もう日々限界ギリギリですね。授業料無償?当然でしょう。 今回の無償化は、わたしの子どもは、すでに年齢的に対象外ですけど、わたしの子どもどころか、わたしが高校生のころから、高校は実質、義務教育でしたよ。現在は中卒者の98%まで高校進学するんでしょう。中高一貫、義務教育にして、公で支えるべきです。いつになったら、できるのかな。 そうして、子どもの方には、それだけ、勉強させることも怠ってはいけません。何ですか?ゆとり教育って。自分の名前さえ書ければOKみたいな。これも、わたしの高校のときから明らかだったことだけど、ようするに「入るは難し、出るのは易し」この日本の教育体制が根本的に大間違いであること。子どもには平等に、希望するところへチャンスを与えてやって、それに相当するスキルを取得しなければ卒業できない、という体制を取るべきなんですね。 どうしてこんな当たり前のことが、日本はできないんでしょうかね。橋本知事の政策をすべて支持するわけではありませんが、この高校無償化制度の政策においては、わたしは評価しますね。橋本知事は、お子ちゃまが、たくさんいらっしゃるようで、3男4女ですか。想像を絶するとはこのこと。だから、親の感情から、外れていないのかな。というか、ご自身もあまり裕福な家庭環境で育っていらっしゃらないようで、橋本知事が、この政策によって育つ子どものモデルのようにみえます。 橋本知事は間違っていない。したがって橋本知事を支持する大阪府民は正しい。近い将来、優秀な人材は大阪から出ますね。大いに期待しています。他の都道府県も後に続いてくれることを希望します。 アッ!それから、これもいちおう、やっぱり書いておきましょう。レベルの低いひとのことなんか、書く時間も惜しいのですが、”無償”とかいうと、必ずそれを悪用しようと考えるひとがいるわけで、無償になったこのお金をパチンコ代に使ってしまうとか……パチンコしたかったら、子どもなんか作らなかったらいいのよ。子どもいなかったら、パチンコどれだけできるか。 パチンコなんかお笑いで済むのかもしれませんが、もっと悪質なことを考えるひともいるようで、そういうことに努力しなくていいし。子育てはお金のためにしているんではないんです。何度も書きますが、お金がほしいなら、子どもをつくらなければいいんです。この政策は、待ったなしの緊急課題ですから、一部の恥知らずな親のために、これ以上遅れることがないように。 トロフィーのご用命はトロフィー工房まで。