トロフィー屋のひとりごと

ﾄﾛﾌｨｰ工房のhirominです。  秋の日は釣瓶落としと申しますが、最近はすっかりお日さんの沈むのが早くなりました。季節は、晩秋。みなさんは、通いなれた道の木々が、少しずつ色づき始めているのに、お気づきでしょうか。紅葉の始まりですね。通勤の往復は、いつも焦っているので、立ち止まって眺める余裕はないのですが、お休みの日くらいは、温泉などに出かけ、紅葉の景色を眺めつつ、露天風呂にでも入って、ゆっくりしたいものです。  紅葉も、さまざまな名所がありますが、わが街京都の東福寺（東山区）通天橋から見下ろす紅葉の美しさは、茜色の天井を散歩しているようということで、京都随一と言われております。  写真もよいのですが、わたしはやはり、これを絵に描いてみたいとおもうのです。わたしが高校生のころは、勉強ができなくて、とくに理系の成績は赤点だらけで、そのｺﾝﾌﾟﾚｯｸｽで真っ暗だったんです。そんな中で美術の成績だけは、なんの努力もしないのに、よかったんですが、ひとってないものねだりなんですね。数学や化学、物理の先生からは全く相手にもしてもらえなかったけど、美術の先生だけは自然に意気投合していたし、高３の担任が、美大とかに進む気はないのか、などと言ってくれたのですが、理系のひどさでめいいっぱいで、美術には見向きもしませんでした。  わたしの老後の楽しみは版画です。もう遅いんだけど、成績など気にせず、へたくそでもいいから、こんな東福寺の絶景を切り絵にしてみたいです。早く子育てというお役目を引退して、時を忘れて没頭したいです。それこそ、休息には、露天風呂に入りながら。 ﾄﾛﾌｨｰのご用命はﾄﾛﾌｨｰ工房まで。